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HEALTH WORDS / 用語解説

プロテインキナーゼC

protein kinase C : PKC

プロテインキナーゼ(セリン・スレオニンキナーゼ)のひとつ。高血糖によって活性化される(主にPKCβ)。

グルコースによるプロテインキナーゼCの異常な活性亢進は様々な疾患の発症に関わるとされる。高血糖モデルのマウスにおいて、プロテインキナーゼCの活性化がカルモジュリン結合ドメインのスレオニン残基のリン酸化することで、eNOSの発現異常が起こることが報告されている。1

網膜、大動脈、心臓および腎糸球体などの組織・細胞において高グルコース下でPKC活性が上昇することが知られている。これらの組織におけるPKC活性亢進は、高グルコースによりPKCの活性化物質であるジアシルグリセロールの産生が増加することによりPKC、特にPKCβアイソフォームが活性化し、血管透過性や細胞外基質産生の異常などが起こり、網膜症や腎症が発症すると考えられている。2

参考文献・出典

  1. プロテインキナーゼCと血管内皮障害 古家 大祐 羽田 勝計 柏木 厚典: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/48/12/48_12_825/_pdf ↩
  2. 愛知学院大学薬学部医療薬学科薬物治療学講座 糖尿病性神経障害の成因に基づく治療: http://www.slib.aichi-gakuin.ac.jp/gakukaisi/pdf/y7_01.pdf ↩