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表皮の有棘細胞および顆粒細胞の細胞質内に存在する顆粒。ラメラ顆粒とも。大きさは0.1〜0.3μm。内部に規則正しく配列した層板構造を持つ。約7nmの厚さの5層構造の円盤の重積によって構成されると考えられている。スフィンゴミエリンやグルコシルセラミドなどの脂質が蓄積されている。層板顆粒は顆粒細胞が角質細胞へ分化する際に細胞間へ分泌され、同時に蓄積されていた物質は必要に応じて層板顆粒に存在するスフィンゴミエリナーゼやβ-グルコセレブロシダーゼによって加水分解されてセラミドとなる。
メバロン酸経路(テルペノイド、ステロイドの合成経路)における中間代謝産物。不斉炭素を持ち、2種類の異性体が存在するが天然に存在するのはR体。火落ち(火落菌が繁殖して清酒が白濁し、酒質が下がる現象)の原因物質(火落酸)として発見された。皮膚に塗布することで、水分蒸散の抑制や皮膚のHMG-CoAレダクターゼ活性によるコレステロール合成能の活性化、遊離脂肪酸の増加やPPARの活性化による表皮の脂質代謝促進、ラメラ顆粒の形成促進などの作用を発揮すること報告されている。また、ビフィズス…
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