HEALTH WORDS / 用語解説
アルカリ土類金属
アルカリ土類金属とは、周期表の第2族に属する元素のうち、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウムなどを指す金属元素の総称である。1 2 広義にはベリリウムやマグネシウムを含むこともあるが、狭義の定義や化学的性質の類似性から区別される場合がある。1
アルカリ土類金属は、最外殻電子として2つの価電子を持っているという共通の電子配置上の特徴を有する。2 このため化学反応においては電子を2個放出して2価の陽イオンになりやすい性質を示す。2 単体の金属としては銀白色の光沢を持ち、比較的軟らかい性質があるが、アルカリ金属に比べると硬度や融点は高い傾向にある。2
これらの元素は化学的活性が非常に高く、空気中で酸素と反応して酸化物を形成するほか、水とも反応して水素ガスを発生させながら水酸化物を生成する。2 原子番号が大きくなる、すなわち周期表の下部に位置する元素ほどその反応性は高まる特性がある。2 自然界においては、その高い反応性のために単体として存在することはなく、主に炭酸塩や硫酸塩などの化合物として鉱物や地殻中に広く分布している。2
生体との関わりにおいては、カルシウムなどが骨や歯の構成成分として不可欠であり、生理機能の維持において重要な役割を果たしている。1 2 一方で、ラジウムのように強い放射能を持つ元素も含まれており、放射性廃棄物や環境科学の分野でも継続的な研究対象となっている。2