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HEALTH WORDS / 用語解説

ジュウヤク

Dokudami

ジュウヤクとは、ドクダミ科の多年草であるドクダミ(学名: *Houttuynia cordata*)の地上部を乾燥させた生薬の名称である。1 古くから日本や中国などの東アジアにおいて薬用植物として利用されてきた歴史があり、日本薬局方にも収載されている公的な生薬の一つである。1

ジュウヤクの生薬としての基原植物であるドクダミは、日本全土の道端や庭、湿り気のある日陰などに自生する身近な野草である。2 独特の強い芳香を有していることが大きな特徴であり、この香りの成分にはデカノイルアセトアルデヒドなどが含まれている。2 生鮮状態の植物体には抗菌作用などを示す成分が含まれているが、乾燥させてジュウヤクとすることで特異な臭気が和らぎ、保存性が高まる。3

日本薬局方におけるジュウヤクの定義としては、ドクダミの花期に地上部を刈り取り、乾燥したもの、あるいはそれを刻みたものとされている。1 伝統的な民間療法や漢方の領域では、これを煎じることで十薬茶(ドクダミ茶)などの飲料として利用されてきた。4 「十薬」という名称の由来については、諸説あるものの、多様な効能や効果が期待できる万能な薬草であることに由来すると広く言い伝えられている。

現代においても、ジュウヤクは日本薬局方に正式に規定された生薬として薬局や薬店などで取り扱われており、家庭での健康維持を目的とした健康茶の原料などとして広く親しまれている。1

参考文献・出典

  1. 日本薬局方 第十八改正: https://www.pmda.go.jp/files/000244583.pdf ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
  2. 東京都薬用植物園 観察ハイキング: https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/yaku/kan/kansatsu/r5_04.html ↩1 ↩2
  3. 東京都薬用植物園 観察ハイキング: https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/yaku/kan/kansatsu/r5.05.html ↩
  4. 東京都薬用植物園 観察ハイキング: https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/yaku/kan/kansatsu/r5_05.html ↩