HEALTH WORDS / 用語解説
トウダイグサ
Euphorbia helioscopia
和名の由来は、茎や葉の様子が古来の照明器具である灯台(油皿を乗せた台)に似ていること、あるいは茎を折り取った際に出る乳液の様子から名付けられたとされる植物である1。
トウダイグサ属の植物は、総じて茎や葉を切断した際に白色の乳液(樹液)を分泌する性質を持つ。この乳液には皮膚や粘膜に対する強い刺激性物質が含まれており、人体への接触には十分な注意が必要とされる植物である2。
具体的には、トウダイグサの乳液が皮膚に付着すると、かぶれや接触皮膚炎、水疱、発赤などの炎症を引き起こすことがある1。さらに、誤って眼に入った場合には強い痛みや結膜炎を引き起こす危険性があり、中毒症状として激しい嘔吐や下痢、腹痛などの消化器症状をもたらすことが知られている有毒植物である2。
このように、トウダイグサは身近な環境に生育する野草でありながら、人体に対して有害な成分を持つため、園芸や農業の作業時あるいは野外活動の際には素手で触れないよう適切な管理と注意が求められる生物である1。