ホームトロゴサイトーシス

HEALTH WORDS / 用語解説

トロゴサイトーシス

trogocytosis

細胞膜の断片が抗原提示細胞からリンパ球に送られる過程のこと。1

トロゴ(trogo-)は古代ギリシャ語で「齧る」という意味で、ある細胞が別の細胞上にあるタンパク質を細胞膜ごと齧り取ることから名付けられた。2

好塩基球が樹状細胞からMHCクラスⅡ分子や抗原(アレルゲン)の情報を得るときにトロゴサイトーシスを行うことが確認されている。これによって得た情報をナイーブT細胞に伝達することでTh2細胞(アレルギーに関わるヘルパーT細胞)を生み出す。

我々はこれまでに免疫細胞間で細胞膜がダイナミックに細胞間移動(trogocytosis)することにより翻訳後修飾による新たな細胞集団が一時的に形成されることを見出した3

参考文献・出典

  1. Nature ハイライト:赤痢アメーバは腸を食いちぎる | Nature | Nature Research: http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/53171 ↩
  2. 希少細胞である好塩基球によるアレルギー誘導の謎が解けた!驚くべき離れ業「トロゴサイト−シス」を駆使: http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20170117.pdf ↩
  3. KAKEN — Trogocytosisによる細胞分化機構の解明: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PUBLICLY-25118703/ ↩