HEALTH WORDS / 用語解説
パプアミドC
パプアミドCとは、パプアニューギニア産の海綿動物から分離されたデプシペプチドの一種であり、抗腫瘍活性や抗ウイルス活性などの生物活性を示す天然物である。1
パプアミド類は、海洋天然物化学の分野において注目を集めている化合物群の一つであり、その特異な化学構造の中に複数のアミノ酸残基や珍しい脂肪酸鎖を含んでいる点が大きな特徴である。2
パプアミドCに関する学術研究においては、主としてヒト由来のがん細胞株に対する細胞毒性評価や、感染症に関連するウイルスに対する阻害効果の検証が行われてきた。1
これらの生物活性試験を通じて、パプアミドCが持つ薬理作用の分子メカニズムや、将来的な医薬品のリード化合物としての可能性についての解析が進められている。2
海綿動物などの海洋生物は、陸上の生物とは異なる生態系に適応する過程で多様な二次代謝産物を産生することが知られており、パプアミドCもその生合成経路や構造活性相関の解明に向けた研究対象となっている。1
参考文献・出典
- Marine Drugs: https://www.mdpi.com/1660-3397/17/5/291 ↩1 ↩2 ↩3
- Journal of Natural Products: https://pubs.acs.org/doi/10.1021/np050041w ↩1 ↩2