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HEALTH WORDS / 用語解説

がん細胞

cancer cell

がん化した個々の細胞のこと。通常の細胞に比べて分裂速度が速く、密度も高いため非常に硬くなる。

一方で細胞膜はERMが外れていることによって、通常の細胞よりも柔らかくなっており、これががんの転移が起こりやすい一因となっている。1

酸素の有無に関わらず解糖系による代謝を行い、通常の細胞に比べて3〜8倍のグルコースを取り込む。この性質を利用してPETによるがんの検査が行われる。23

一酸化炭素を利用して抗がん剤を無効化する解毒用の代謝経路を持つ。通常のエネルギーを得るための代謝経路と解毒の経路の切り替えはPFKFB3によって行われる。

がん細胞がストレスを受けるとCOが増加して、PFKFB3のメチル化修飾が抑制され、酵素活性が下がることにより代謝経路を切り替えています。PFKFB3のメチル化状態を調べることで、がんの悪性度や治療抵抗性の有無などの質的診断ができる可能性があります。4

キーワードがん細胞

参考文献・出典

  1. 細胞膜の張力ががんの浸潤・転移を抑制する ~細胞の物理特性を標的としたがん治療への期待~ | Research at Kobe: https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2021_10_13_02.html ↩
  2. 中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話(2017/1/15) ↩
  3. 新星出版社 図解 あきらめない 放置しない! がん医療 済陽高穂(2015/2/25) ↩
  4. 共同発表:抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見 治療効果の改善に期待: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140317-2/index.html ↩