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HEALTH WORDS / 用語解説

密着結合

Tight Junction

密着結合とは、上皮細胞や内皮細胞の頂端側に位置し、隣接する細胞の間隙を閉鎖して細胞間隙を通る物質の移動を制限する細胞間結合の一種である。1

上皮組織や血管の内皮において、密着結合は細胞間をシールする役割を果たしており、これにより体液の組成や物質の透過を選択的に制御することが可能となる。2

密着結合は細胞骨格であるアクチンフィラメントと強固に連結しており、細胞の機械的な強度や細胞配列の維持にも寄与している。3

分子レベルでは、密着結合はクローディンやオクルディンといった複数回膜貫通型の膜蛋白質によって構成されており、これらが隣接する細胞膜の間で相互作用することで細胞間の隙間を完全に塞いでいる。3

また、これらの膜蛋白質の細胞質側ドメインには、ZO-1をはじめとするZO蛋白質などの周辺蛋白質が結合しており、シグナル伝達や細胞骨格との係留において重要な役割を果たしている。1

密着結合の機能破綻や構成蛋白質の異常は、疾患の発症やバリア機能の喪失に深く関与していることが知られており、薬物送達システムや病態生理学の研究分野においても極めて重要な生体構造として位置づけられている。2

参考文献・出典

  1. 生物学辞典: https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%AF%86%E7%7D%80%E7%BB%93%E5%90%88 ↩1 ↩2
  2. 解剖学講義: https://www.jstage.jst.go.jp/article/hikakuseirigaku/30/3/30_119/_pdf ↩1 ↩2
  3. 生化学辞典: https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%AF%86%E7%7D%80%E7%BB%93%E5%90%88 ↩1 ↩2