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HEALTH WORDS / 用語解説

抗けいれん作用

Anticonvulsant effect

抗けいれん作用とは、脳の神経細胞における異常な興奮を抑制し、けいれん発作やてんかん発作の発現を阻止あるいは軽減する薬理作用のことである。1

てんかんをはじめとする神経疾患の治療において、発作の頻度や重症度をコントロールするために極めて重要な役割を果たしている。2

中枢神経系において、抗けいれん作用を示す薬剤(抗てんかん薬など)は、主に神経伝達物質の働きを調節することでその効果を発揮する。1

具体的には、抑制性の神経伝達物質であるGABA(ガンマアミノ酪酸)の受容体機能を増強したり、興奮性の神経伝達物質であるグルタミン酸の働きを抑制したりする機序が挙げられる。2

また、神経細胞の膜電位に関わるイオンチャネル、特に電位依存性ナトリウムチャネルやカルシウムチャネルなどをブロックすることにより、神経の過剰な反復放電を安定化させることも抗けいれん作用の主要なメカニズムの一つである。1

これらの薬理学的なアプローチを通じて、脳の特定の部分から全身へと異常電気活動が広がるのを防ぎ、けいれんを効果的に抑え込む。2

参考文献・出典

  1. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907038334812301 ↩1 ↩2 ↩3
  2. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201007026720336215 ↩1 ↩2 ↩3