HEALTH WORDS / 用語解説
イオンチャネル
ion channel
イオン輸送体として働く膜タンパク質のひとつ。イオンポンプとは逆に、イオンチャネルは濃度勾配に従ってイオンを細胞内外へ運ぶ。1
細胞膜の膜電位の変化が引き金となってチャネルの開閉が起こり、特定のイオンのみを透過させる。2
イオンチャネルが開くための刺激の違いによって以下のように分類される。
イオンチャネルが通すイオンの種類によっても分類され、例えば、シナプス後膜上に見られる、神経伝達物質によって動作するイオンチャンネルには以下の4つがある。3
皮膚などに存在する感覚を感じ取る感覚器もイオンチャネルの働きであることが確認されている。同じイオンチャネルに作用する物質でも、作用の仕方によって医薬品であるか毒物であるかが変化する。
リドカインは頻繁に開いている(興奮性が高い)ナトリウムチャネルにだけ選択的に作用して有益な薬効を発揮するのに対して、テトロドトキシンはすべてのチャネルを非常に強力に阻害します。その結果、毒性が全面に出てしまうのです。4
参考文献・出典
- 光で働く新イオンポンプを発見 安定性世界新記録! - 国立大学法人 岡山大学: https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press28/press-170314-1.pdf ↩
- 電位依存性イオンチャネルの構造と機能 中山仁: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jse1981/15/2/15_2_99/_pdf ↩
- ニューロン内部での情報伝達: http://www.aso.ecei.tohoku.ac.jp/~yoshi/study/neural/chapter2_3.html ↩
- (株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 2017/3/30 ↩