HEALTH WORDS / 用語解説
第四頚神経
Fourth cervical nerve
第四頚神経は、上位の頚神経(C1〜C3)とともに頚神経叢を形成する主要な神経根の一つである。1
この神経から分岐した線維は、横隔膜の運動を支配する重要な運動神経である横隔神経の形成に寄与する。2
横隔神経は主に第4頚神経の前枝から神経線維を受け取り、胸郭を通過して横隔膜に至ることで呼吸運動において不可欠な役割を果たしている。3
また、第四頚神経の前枝は頸部の深部にある筋肉や筋膜にも分枝を送り、頭部および頚部の運動や安定性に関与している。1
さらに、第四頚神経の皮枝は頸部および鎖骨周辺の皮膚領域の感覚情報を中枢神経系へと伝える知覚神経としての機能も有している。2
臨床医学の分野において、第四頚神経領域の障害や圧迫は、頸椎症や頸椎椎間板ヘルニアなどの疾患によって引き起こされることがある。4
このような神経根障害が生じた場合には、頸部から肩にかけての疼痛やしびれ、さらには横隔膜の機能不全に伴う呼吸への影響などが生じる可能性があるため、神経学的な検査や画像診断において重要な評価対象となる。4