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HEALTH WORDS / 用語解説

LPAATβ

Lysophosphatidic acid acyltransferase beta

LPAATβとは、リゾホスファチジン酸(LPA)をホスファチジン酸(PA)へと変換する生合成経路に関与する酵素であるLPAATアイソフォームの一つである。1

LPAATβは、細胞膜の主要な構成成分であるリン脂質の代謝および生合成において重要な役割を果たしており、特にグリセロ脂質代謝経路の中で機能している。1

リゾホスファチジン酸アシルtransferase活性を持つこの酵素は、アシルCoAを基質として用い、リゾホスファチジン酸のsn-2位に脂肪酸を転移させることでホスファチジン酸を生成する反応を触媒する。2

ホスファチジン酸は、トリアシルグリセリドや様々なリン脂質の前駆体として働くため、LPAATβを始めとするLPAATファミリーは脂質の生体膜への組み込みやエネルギー貯蔵の調節に深く関与している。1

真核生物の細胞内において、リン脂質の代謝異常や脂質組成の変化は、細胞膜の流動性やシグナル伝達機能に大きな影響を与えることが知られており、LPAATβはその微細な調節に関与しているタンパク質の一つとして研究が進められている。1

参考文献・出典

  1. KEGG PATHWAY: https://www.kegg.jp/pathway/hsa00564 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
  2. Rhea: https://www.rhea-db.org/rhea/19543 ↩