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HEALTH WORDS / 用語解説

LPAAT

Lysophosphatidic acid acyltransferase

LPAATとは、リゾホスファチジン酸(LPA)をアシル化してホスファチジン酸(PA)を生成する酵素であるacylglycerol-3-phosphate O-acyltransferaseの一般的な遺伝子命名法およびタンパク質の略称の一つである。1

LPAATはグリセロ脂質の生合成経路において中心的な役割を果たしており、細胞膜の主要な構成成分であるリン脂質や、エネルギー貯蔵物質であるトリアシルグリセロール(中性脂肪)の産生に直接関与している。2

生化学的には、コエンザイムA(CoA)に結合した脂肪酸をリゾホスファチジン酸のsn-2位に転移させる触媒作用を持つ酵素(EC 2.3.1.51)として分類される。3

この酵素反応によって生成されるホスファチジン酸は、さらに下流の代謝経路を経て様々な膜リン脂質へと変換されるため、細胞の構造維持だけでなく、情報伝達やオルガネラの形成においても不可欠な前駆体となる。1

哺乳類などの真核生物においては、複数のアイソフォームが存在することが知られており、それぞれが異なる細胞内器官(小胞体やミトコンドリアなど)に局在して特異的な脂質代謝を行っている。2

参考文献・出典

  1. NCBI Gene: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/10554 ↩1 ↩2
  2. IntEnz: https://www.ebi.ac.uk/intenz/query?cmd=SearchEC&ec=2.3.1.51 ↩1 ↩2
  3. Rhea - The Knowledgebase of Chemical Reactions in Biological Systems: https://www.rhea-db.org/rhea/17733 ↩