HEALTH WORDS / 用語解説
Spi-C
Spi-C transcription factor
Spi-CはPU.1などのEtsファミリーに属するタンパク質であり、特定の遺伝子の発現を調節することで免疫系の細胞の機能維持に深く関与している。1
造血幹細胞からB細胞へと分化する過程において、Spi-Cは前駆B細胞の段階で発現が誘導され、正常なリンパ球の分化を制御する働きを持っている。2 特に赤芽球島に存在するマクロファージである中心マクロファージにおいては、Spi-Cが特異的に発現していることが知られている。3 この中心マクロファージにおけるSpi-Cの発現は、ヘムの代謝や鉄代謝の調節に不可欠であり、赤血球の産生を支える環境維持に寄与している。4
さらに、Spi-Cの異常や遺伝子発現の破綻は、免疫不全や血液疾患などの病態に関与している可能性が指摘されており、基礎医学および免疫学の分野において盛んに研究が行われている。5
参考文献・出典
- J-STAGE: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kisururika/60/7/60_600705/_pdf ↩
- PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15563608/ ↩
- Nature Communications: https://www.nature.com/articles/s41467-019-11883-2 ↩
- Journal of Experimental Medicine: https://rupress.org/jem/article/211/1/19/41300/Spi-C-is-an-essential-factor-for-development-of ↩
- ScienceDirect: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S107476131400262X ↩