HEALTH WORDS / 用語解説
VAMP8
Vesicle-Associated Membrane Protein 8
VAMP8は、エンドソームやリソソームなどの細胞内小器官の膜融合において重要な役割を果たしており、エキソサイトーシスやオートファジーなどの生理的プロセスにも深く関与していることが知られている。1
構造的にはSNAREドメインを持っており、標的膜側のSNAREタンパク質と複合体を形成することで、脂質二重膜同士を接近させて融合を促進する分子機械として機能する。2
近年の学術論文や生物学的研究においては、VAMP8が免疫応答における顆粒分泌や、血小板の活性化に伴う脱顆粒過程においても必須の因子であることが示されている。1
また、がん細胞の浸潤や転移、あるいはウイルスや細菌などの病原体が細胞内へ侵入する際の感染経路においても、小胞輸送を介して関与している可能性が指摘されており、創薬の標的分子としても注目を集めている。2
参考文献・出典
- National Center for Biotechnology Information: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/8673 ↩1 ↩2
- UniProt: https://www.uniprot.org/uniprotkb/Q8NER1/entry ↩1 ↩2