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炭酸から水素を離脱させる反応を触媒する酵素。口腔に存在する。炭酸デヒドラターゼとも。*1
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Gタンパク質共役型受容体のひとつ。成熟期のエナメル芽細胞に高発現し、エナメル質結晶が成長する際に放出される水素イオンに反応し、炭酸脱水酵素であるCar6を生成することでエナメル質の結晶の成長を促進することが報告されている。タグ:
利尿薬として作用するスルファニルアミドのアナログ。炭酸脱水酵素を阻害し房水の産生を抑える作用を持ち、緑内障の治療薬となる。商品名はダイアモックス。尿量を増加させることで浮腫の治療に優れた効果を発揮するが、炭酸水素ナトリウムの排泄促進作用も持つため、連続投与によってアシドーシスを引き起こす。この欠点を解消したものはクロラミノフェナミド。
口の中のこと。口腔には700種類を越す細菌が常在しており、本来は口腔粘膜の免疫細胞を刺激して外来性の病原菌やウイルスの侵入を防ぐ働きをする。しかし、免疫力が衰え、特定の細菌が増えると組織内に入り込み、歯周病などを発症するとされる。
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
水に高圧で二酸化炭素を溶かした水溶液。炭酸水を利用した清涼飲料は炭酸飲料。炭酸水を口内に入れた際に感じる刺激(発泡感)は、炭酸脱水酵素の働きによって二酸化炭素から生じた水素イオンが侵害受容器を活性化し、痛みの信号として認識されることによるものと考えられている。炭酸水を飲んだときに感じるシュワシュワは、口腔内の炭酸脱水酵素の働きによるとされています。この酵素が炭酸(H2CO3)から水素イオン(H+)と炭酸水素イオン(HCO3-)を形成し、このイオンが三叉神経を刺激することでヒト…
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