腸クロム親和性細胞(enterochromaffine cell)

腸管に局在するクロム親和性細胞セロトニンの産生や分泌を行う。全身のセロトニンの約90%は腸クロム親和性細胞の顆粒に由来する。エンテロクロマフィン細胞EC細胞とも。*1*2

突起を持ち、そこからセロトニン傍分泌の様式で周囲の細胞に作用させ、電解質粘液、水の分泌を促していると考えられている。ラットの結腸において、多くのセロトニンを含有する腸クロム親和性細胞がより長い突起持つことが報告されている。*3

腸クロム親和性細胞に存在するアセチルコリン受容体ニコチン受容体ムスカリン受容体)、β受容体は、セロトニンの遊離に促進的に働き、α2受容体は逆に遊離を抑制するように働くことが報告されている。

腸内細菌によって生成される短鎖脂肪酸によって腸クロム親和性細胞からのセロトニン分泌が促進される。*4

*1日薬理誌 小腸陰窩エンテロクロマフィン細胞からのセロトニン遊離に関わる細胞内情報伝達系: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj1944/112/supplement/112_supplement_133/_pdf
*2北海道大学 大学院農学院 腸上皮におけるセロトニンシステムの解析 消化管生理学研究室 濱田晃弘: https://www.agr.hokudai.ac.jp/gs/master/2015/15040000.pdf
*3ラット遠位結腸における、セロトニンを含有する腸クロム親和細胞の形態: https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180403134405.pdf?id=ART0009884543
*4腸内細菌と脳腸相関 須藤信行 九州大学大学院医学研究院心身医学分野: https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/16084/fam100-9_p298.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-08-23 (木) 11:50:58