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降圧作用を持つ薬剤。
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アンジオテンシンのひとつ。アンジオテンシン変換酵素によってアンジオテンシンⅠから生成される。血管収縮作用や血圧上昇作用を持つため、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は降圧薬として使用される。時に心血管系組織障害をもたらす。また、副腎のアルドステロンの分泌を介して腎臓でのナトリウムの体内貯蔵を促す。アンジオテンシンⅡは、AT1受容体を介して細胞内カルシウムおよびジアシルグリセロールの上昇と、それに続くPKC-NADPHオキシダーゼ経路の活性化を惹起することが知られている。…
血圧を下げる作用のこと。降圧作用を持つ薬剤のことを降圧剤や降圧薬と呼ぶ。主に血管平滑筋にカルシウムイオンが流れ込むのを防ぐことで、血管平滑筋を弛緩させることによる。高血圧治療薬として用いられるCa2+拮抗薬(Ca2+ブロッカー)は、L型Ca2+チャネルに作用し、Ca2+流入を阻害する。細胞質Ca2+濃度を低下させ、血管を弛緩させると考えられる。ニトログリセリン、ニトロプルシドなどのニトロ化合物は一酸化窒素を遊離し、平滑筋を弛緩させる。-α遮断薬-β遮断薬
ジアリルメラミンが元となり発見された有機化合物。1965年に降圧薬として開発され、1979年にアメリカで経口降圧薬として承認された。ミノキシジルの降圧作用は、その活性代謝物であるミノキシジルサルフェートが血管平滑筋ATP感受性カリウムチャネル(KATP)を開放することによって細胞膜が過分極し、血管平滑筋が弛緩するためとされる。高血圧の治療薬となるが、副作用として多毛が発現した事から発毛効果があることが確認された。ミノキシジルの発毛効果は sulfonylurea recept…
1960年頃にファルマシア社(旧アップジョン社)が酸分泌阻害薬として開発を試みていた薬物。後に降圧作用を持つことがわかり、その誘導体であるミノキシジルが降圧薬として開発された。
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