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肺炎球菌の細胞壁に含まれる多糖類。
溶血性連鎖球菌の細胞壁にはC物質という多糖体があり、菌を酸で加熱することで沈降抗原性を持っているので抽出できる。*1
関連する用語
植物や真菌の細胞に存在する、細胞を取り囲む構造体。植物の細胞壁はセルロースを主成分とする。細胞壁には2つの種類が確認されており、含まれる物質などが異なる。多くの被子植物の細胞壁はタイプ I とよばれ、セルロースとキシログルカンが多く、ペクチン、アラビノキシラン、グルコマンナン、ガラクトグルコマンナンなどが含まれる。…一方、単子葉類の一部(イネ目)の細胞壁はタイプ II とよばれ、セルロースとキシラン(グルクロノアラビノキシラン)、1,3-1,4-β-D-グルカンが多く、ペクチ…
溶血性レンサ球菌を参照。
血液検査の検査項目のひとつ。C反応性タンパク質(C反応性蛋白)とも呼ばれる。基準値は 0.3mg/dL 以下。1930年に、カルシウムイオンの存在下で肺炎球菌が持つC多糖体と沈降反応するタンパク質として発見された。C多糖体に含まれるホスホコリンと結合する。炎症によって活性化されたマクロファージが出すIL-6などのサイトカインによって肝臓で産生されるため、代表的な炎症マーカーであり、外傷や感染症、膠原病などによって値が高くなる。肝臓におけるCRPの産生はIL-1βやIL-6、T…
体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。抗体が作られる物質であれば、病原体以外も抗原と言える。例えば、タンパク質や多糖類に対しても抗体が作られる場合があり、これらも抗原と呼べる。抗原とは、元来は抗体に対応する言葉であった。抗体と反応する分子という意味である。一方で、ある異物が体内に侵入した場合に、それに対して抗体がつくられる分子、言い換えればB細胞が応答する対象という意味にも用いられる。… T細胞が発見されてからは、T細胞が認識する分子…
複数個の単糖類がグリコシド結合したものを多糖類という。代表的な多糖類はデンプン、グリコーゲン、セルロースなど。栄養学的には、ヒトが消化吸収できる多糖類は糖質、できない多糖類は食物繊維に分類される。
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