ホームα-TTP

HEALTH WORDS / 用語解説

α-TTP

α-tocopherol transfer protein

α-トコフェロール(ビタミンE)と特異的に結合し、それを輸送する可溶性タンパク質。278個のアミノ酸からなる。脂質結合ドメインとしてSec14を持つ。この異常が先天性ビタミンE欠乏症の原因となる。1

肝臓(肝細胞)に主に発現し、肝細胞内の細胞小器官間での輸送を行う。マウスの妊娠期において子宮にも一過的に発現する。

α-TTPと結合したα-トコフェロールは最終的に超低比重リポタンパク質(VLDL)に取り込まれ、全身に運ばれる。2

具体的には、肝細胞によりエンドサイトーシスされたビタミンEを含むリポタンパク質は後期エンドソームで分解され、そこで遊離したビタミンEがα-TTPによって形質膜へと輸送される。形質膜でビタミンEはABCA1により細胞外へ放出され,肝臓から分泌されたVLDLに取り込まれる。

参考文献・出典

  1. ビタミンE特異的輸送タンパク質α-TTPによる 体内ビタミンEレベルの制御 河野望 新井洋由: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/11/86-02-14.pdf ↩
  2. 西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt ↩