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HEALTH WORDS / 用語解説

エフリンA

Ephrin-A

エフリンAとは、Eph受容体に結合してシグナル伝達を媒介するリガンドファミリーであり、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーを介して細胞膜に結合している膜タンパク質である。1

エフリンファミリーは、その構造的特徴と受容体に対する結合特異性に基づいて、エフリンAとエフリンBの2つのサブグループに大別される。2

エフリンAサブグループに属する分子は、一般にGPIアンカー型タンパク質として細胞表面に固定されている点が特徴である。2

これに対してエフリンBサブグループの分子は、膜貫通領域を有する膜タンパク質であるという構造的な相違が存在する。2

エフリンAのリガンド群は、EphA受容体ファミリーの受容体型チロシンキナーゼと主に結合する性質を持っている。1

エフリンAとEph受容体の相互作用は、神経系の発達過程において極めて重要な役割を果たしている。2

特に、軸索ガイダンスや神経回路網の形成において、細胞間相互作用を介した位置情報の提供や細胞移動の制御を行っている。2

また、エフリンAによるシグナル伝達は、反発性ガイダンスとして作用し、神経軸索の伸長を適切な方向へ誘導する機能を持つ。2

このような神経ネットワークの構築における働きだけでなく、エフリンAは血管新生のプロセスやがん細胞の浸潤・転移においても関与していることが示されている。2

参考文献・出典

  1. 蛋白質構造データバンク 統計解析レポート: https://pdbj.org/mine/summary/2x16 ↩1 ↩2
  2. 日本生化学会 生化学: https://www.jbsoc.or.jp/seikagaku/data/201305.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7