ホームグリホサート

HEALTH WORDS / 用語解説

グリホサート

glyphosate

植物のみが持つアミノ酸の合成酵素(5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸シンターゼ)の働きを阻害する有機化合物。グリホサートを有効成分とする除草剤の商品名はラウンドアップ。

グリホサートの化学構造

世界中で最も使用されている除草剤とされる。

日本人小児の尿からグリホサートを検出する調査では、検出率は年々上昇傾向にあり日本におけるグリホサートの国内出荷量の増加と相関があることが示されているが、尿中から検出されたグリホサート濃度は諸外国から報告された値と同等または低いレベルである。

また、グリホサートの推定1日摂取量は、日本食品安全委員会の定める一日摂取許容量と比較して非常に少ない量であり、グリホサート曝露レベルは人体に影響を及ぼす量ではないことが報告されている。1

グリシンに似た化学構造を持つため、細菌による分解を受けやすく環境に優しい。また、動物はグリホサートによって阻害される酵素を持たないため、その影響を受けない。2

参考文献・出典

  1. 日本人小児における除草剤グリホサートの曝露実態を初めて観察 -バイオモニタリングを用いたリスク評価の発展に期待- - 名古屋大学研究成果情報: https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2022/04/post-241.html ↩
  2. PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5) ↩