HEALTH WORDS / 用語解説
テアデノールB
Theaflavin derivatives / Theadenol B
テアデノールBとは、プーアル茶などの発酵茶に特異的に含まれるポリフェノールの一種であり、茶の発酵過程においてカテキン類の重合により生成されるプーアル茶エキスの主要な機能性成分である。1
テアデノールBは、茶葉の微生物発酵の段階で生成される二量体構造を持つプーアル茶ポリフェノールの一つとして同定されており、その化学的構造や生理活性に関する研究が進められている。2
基礎医学および生化学の分野において、テアデノールBは様々な生体機能に対する作用が解析されている。特に脂質代謝への影響に関する研究では、コレステロールの生合成に関与する酵素であるHMG-CoA還元酵素に対して阻害活性を示すことがin vitroの実験などで示されている。1
また、血中脂質の改善作用や抗肥満作用を期待した動物実験も行われており、高脂肪食を負荷した実験動物を用いた薬理学的な評価において、体重増加の抑制や肝臓における脂質蓄積の軽減に関する知見が報告されている。2
さらに、テアデノールBをはじめとするプーアル茶特有の成分は、生活習慣病の予防やメタボリックシンドロームの改善に向けた機能性食品の素材としても注目を集めており、その分子メカニズムや体内動態に関する学術的な調査が継続的に実施されている。1