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HEALTH WORDS / 用語解説

ドーパミン

dopamine

脳に快感をもたらす神経伝達物質。カテコールアミンのひとつ。ドパミンとも表記される。1

ドーパミンの化学構造

アミノ酸のチロシンがチロシン水酸化酵素によってL-ドーパになり、それがドーパ脱炭酸酵素の働きでドーパミンに代謝される。23

ドーパミンを分泌する脳内の神経は、黒質から線条体へと伸びる運動に関わる神経(黒質-線条体系)と、黒質から大脳皮質に伸びる快感を受け取る神経の二種類。4

学習の強化因子として働いている。

大脳基底核の線条体の神経細胞が持つ受容体に結合することによって動作する。5

黒質にあるドーパミンを分泌する神経が破壊されるとパーキンソン病が発症することが確認されている。

ドパミン作動性神経細胞は脳内では中脳と視床下部に多く存在し、ドパミンがもつ脳機能の調節作用では中脳にある黒質から大脳基底核の線条体へ投射するドパミン神経が特に重要である。黒質-線条体系でのドパミンの減少は、難治性の神経変性疾患であるパーキンソン病を引き起こすことが知られている。一方、線条体や視床下核の神経細胞が脱落することでは、ハンチントン病という異なるタイプの神経変性疾患が発症する。6

参考文献・出典

  1. 国立大学法人 東京学芸大学「脳の“ここち良い”をさがそう」 ~ドーパミンと仲良くする~ ①身体運動編: http://www.u-gakugei.ac.jp/~hokekan/d-505nounokokotiyoi.htm ↩
  2. 行動・学習・疾患の神経基盤とドパミンの役割: https://www.waseda.jp/wias/eng/achievement/bulletin/data/y_edagawa_2009.pdf ↩
  3. 脳内物質ドーパミンのはたらき: http://www.tmig.or.jp/J_TMIG/kouenkai/koza/67koza_2.html ↩
  4. 技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5) ↩
  5. ドーパミン神経伝達は、大脳基底核における運動情報伝達と、運動発現に不可欠 -ドーパミンD1受容体を介する情報伝達の消失が、パーキンソン病の「無動」を引き起す- - 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/release/2015/10/_d1.html ↩
  6. 行動・学習・疾患の神経基盤とドパミンの役割 ↩