HEALTH WORDS / 用語解説
ファゴリソソーム
phagolysosome
ファゴソーム(食胞)がリソソームと融合することにより形成される細胞小器官。1
細菌を貪食したマクロファージは、細菌が取り込まれたファゴソームと酵素などを含むリソソームが融合させてファゴリソソームを形成し、これによって取り込まれた細菌は死滅する。2
結核菌はファゴリソソームの形成に関わるRabの細胞内局在性を変化させることで、その形成を阻害して細胞内に寄生する。3
ファゴリソソーム内のpHは3.5~4.0程度であり、細菌や真菌、エンベロープを持つ一部のウイルスの活動を抑制し、かつ貪食された酸性プロテアーゼやヒドロラーゼの活性には好ましい状態にある。
クロモグラニンAはクラスAスカベンジャー受容体を介して細胞内に取り込まれてファゴリソソームを形成し、このファゴリソソーム内でカテプシンBがプロ型カスパーゼ1を活性化する。
参考文献・出典
- 九州大学 アルツハイマー病における新たな神経炎症機序の解明 唾液ストレス分子のクロモグラニンAによる脳内ミクログリアにおけるカテプシンBに依存したインターロイキン-1β産生経路: https://www.kyushu-u.ac.jp/f/1167/2013_07_05.pdf ↩
- エッセンシャル免疫学 第2版|MEDSi メディカル・サイエンス・インターナショナル: http://www.medsi.co.jp/e-meneki2/ ↩
- KAKEN — 研究課題をさがす | 結核菌の食胞形成過程における膜小胞輸送機構のリアルタイムイメージ解析 (KAKENHI-PROJECT-19790318): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19790318/ ↩