ホームフェチュインA

HEALTH WORDS / 用語解説

フェチュインA

fetuin-A

ヘパトカインのひとつ。ほぼ肝臓からのみ分泌され、齧歯類ではインスリン抵抗性と無症候性炎症を誘発する。1

また、β細胞の機能を低下させて二型糖尿病の発症に関わるとされる。

女性の場合、少量のアルコールの摂取がフェチュインAの濃度を低下させることが示唆されている。

女性の場合、低~中程度量のアルコール摂取は、血中フェチュインA濃度の低下につながり、糖尿病発症リスク軽減に関与している可能性があるようだ。これは、米Harvard School of Public HealthのSylvia H. Ley氏らが、米国看護師の大規模疫学研究「看護師健康調査(Nurses' Health Study)」のデータを分析し明らかにしたもので、6月21日からシカゴで開催中の米国糖尿病学会(ADA2013)で発表した。2

また、血管石灰化の指標として用いることができる可能性があると考えられている。

約100名の保存期糖尿病性腎症の患者では、冠状動脈石灰化指数は、totalfetuin-Aの濃度とは全く有意な関係はなかったが、FMCとは有意な正の相関、freefetuin-A濃度とは有意な負の相関関係があった。このことより、fetuin-Aの存在様式をみることで、血管石灰化ストレスを評価できることが示唆された。3

参考文献・出典

  1. KAKEN — 研究課題をさがす | 血中フェチュインA高値は、脳梗塞発症の危険因子であるかの縦断研究 (KAKENHI-PROJECT-23590828): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23590828/ ↩
  2. 血中フェチュインA濃度の低下を来して糖尿病リスク軽減に関与の可能性:日経メディカル: http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/ada2013/201306/531272.html ↩
  3. KAKEN — 腎不全におけるFetuin-Aのもたらす心、血管への影響とピスフォスフォネート: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18790564/ ↩