HEALTH WORDS / 用語解説
フォスファチジン酸
Phosphatidic acid
フォスファチジン酸とは、グリセロールの水酸基に2分子の脂肪酸と1分子のリン酸が結合した構造を持つ、最も単純な構造のリン脂質である。1 細胞膜を構成する主要なリン脂質の生合成における共通の前駆体として機能し、トリアシルグリセロールやホスファチジルイノシトールなどの代謝物を合成する上で中心的な役割を担っている。1
フォスファチジン酸は生体内において、ホスファチジルコリンがホスホリパーゼDによって加水分解される反応や、グリセロール-3-リン酸がアシルtransferaseによってアシル化される経路などを通じて生成される。2 また、細胞内シグナル伝達において二次メッセンジャーとしても働き、細胞増殖や細胞分化、アクチン骨格の再編成など多様な生理作用に関与していることが知られている。2
参考文献・出典
- 生物学用語辞典: https://ibird.info/words/2416 ↩1 ↩2
- 生命科学データベース: https://lifescience-db.example.go.jp/pa ↩1 ↩2