HEALTH WORDS / 用語解説
世代時間
generation time
世代時間とは、生物学や微生物学において、細胞、個体、あるいは集団が分裂または成長を経て倍加するのに要する時間を指す。厚生労働省の用語解説によると、細菌などの微生物が1個から2個に分裂して細胞数が2倍になるまでの時間を指すことが多い。1
この用語は細菌学や微生物学の分野で特に頻繁に用いられ、大腸菌などの細菌における増殖速度や培養特性を評価するための重要な指標となる。栄養状態や温度、pHなどの環境要因によって大きく変動する性質を持つ。微生物が栄養豊富な培地で最適な条件下にある場合、世代時間は最短となり、急速な増殖が観察される。
遺伝学や集団遺伝学、進化生物学の文脈においては、親の世代から子の世代が生まれるまでの平均的な期間を意味する場合もある。文部科学省の遺伝子組換え生物等に関する資料などでも、生物の繁殖サイクルや遺伝子の伝播速度を考察する際の基礎的なパラメータとして扱われることがある。2
参考文献・出典
- 厚生労働省 e-ヘルスネット: https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-041.html ↩
- 文部科学省 ライフサイエンスデータベース: https://lifesci.mext.go.jp/genetically/db/glossary.html ↩