HEALTH WORDS / 用語解説
女神散
Nyoshinsan
女神散とは、主として血の道症や神経症などの精神神経症状に用いられる漢方薬の1つである処方である。1
女神散の生薬構成は文献や製剤により多少異なる場合があるが、一般的にはニンジン、ビャクジュツ、ブクリョウ、トウキ、センキュウ、サイコ、オウゴン、コウブシ、キジツ、カンゾウ、ショウキョウなどの生薬から構成される方剤として知られている。2
日本の薬事制度において女神散は一般用漢方製剤の1つとして承認されており、効能・効果としては体力中等度またはやや虚弱な人で、精神不安、緊張、イライラ、不眠などの精神神経症状や、月経困難症、更年期障害、血の道症などの婦人科系疾患に伴う諸症状の改善を目的として使用される。1
医学・薬学の分野における臨床研究や基礎研究においても、女神散が持つ薬理作用や生薬の相互作用に関する解析が行われており、中枢神経系への作用やホルモンバランスに関連する機序について検討が続けられている。3
漢方医学的な概念においては、気血水のバランスの乱れや瘀血、精神ストレスに起因する気郁などの病態に対して用いられることが多く、個々の患者の体質や証に合わせて選択される重要な部類の伝統医学的な処方の1つである。3
参考文献・出典
- 一般用漢方製剤承認基準: https://www.pmda.go.jp/files/000212726.pdf ↩1 ↩2
- 医薬品医療機器総合機構 添付文書情報: https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultPDF/400230_5200007D1030_1_02 ↩
- J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902221764650630 ↩1 ↩2