HEALTH WORDS / 用語解説
苓桂朮甘湯
Ryokeijutsukanto
苓桂朮甘湯とは、漢方薬の一つであり、主にめまい、動悸、頭痛、神経症などの症状の治療に用いられる方剤である。1
本方剤は、伝統的な医学における「水毒(水分の偏在や代謝異常)」の病態に対して用いられ、身体の下半身にある水分を上方へ引き上げたり、体内の水の循環を改善したりする作用があるとされている。2
構成される生薬としては、茯苓、桂皮、白術または蒼朮、および甘草の4種類が含まれており、それぞれの生薬が協調して水分代謝の調節や精神神経系の鎮静に寄与すると考えられている。1
近代的な臨床医学および薬理学の研究においても、中枢神経系や循環器系に対する効果についての検証が行われており、起立性調節障害やメニエール病などに伴う諸症状に対しても応用されることがある。2
参考文献・出典
- 医薬品インタビューフォーム: https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/5200029F1032_2_F/ ↩1 ↩2
- 日本東洋医学会 漢方治療指針: https://www.jsom.or.jp/medical/kanpo/howto/index.html ↩1 ↩2