HEALTH WORDS / 用語解説
莢膜
capsule
細菌の外側に存在し、その細菌を守る膜。多くは多糖体で構成される。1
莢膜を構成する多糖類は菌の種類によって異なり、その違いによって病原性にも差が現れる。2
細菌は外界からの攻撃に備えて菌体外多糖、いわゆる莢膜多糖を発達させています。特に病原菌では免疫系からの回避が重要で、このため特に生体の糖鎖と良く似た構造の多糖を生産しています。3
莢膜を持つ細菌に対しては、莢膜に特異的なIgG抗体を誘導し、オプソニン作用によるマクロファージや好中球による貪食が効果的とされる。4
参考文献・出典
- 微生物学講義録 前国立感染症研究所長 吉倉廣 第3章 細菌の構造: http://plaza.umin.ac.jp/~jsv/microbiology/main_003.htm ↩
- 菌の「究極の隠れ蓑」の謎を解明|論文解説|研究と業績|大阪市立大学 大学院医学研究科 細菌学: http://www.med.osaka-cu.ac.jp/bacteriology/research_achievements/explanation-20160106.shtml ↩
- 細菌莢膜多糖の遺伝生化学的研究 - 研究テーマ|教員情報: http://www.ishikawa-pu.ac.jp/staff/theme/251/ ↩
- 公立大学法人 福島県立医科大学 第14〜15回 T細胞を介する免疫系: https://www.fmu.ac.jp/cms/immunol/kogi/2015/%E7%AC%AC%EF%BC%91%EF%BC%94%EF%BD%9E%EF%BC%91%EF%BC%95%E5%9B%9E%E3%80%80%EF%BC%B4%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%82%92%E4%BB%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%B3%BB.pdf ↩