ホーム酸化ヘモグロビン

HEALTH WORDS / 用語解説

酸化ヘモグロビン

oxyhemoglobin, oxyHb

酸素と結びついたヘモグロビン。オキシヘモグロビンや酸素化ヘモグロビンとも呼ばれる。1

呼吸によって取り込んだ酸素を赤血球内のヘモグロビンが体の各部位に運ぶ際に酸化ヘモグロビンとなる。ヘモグロビンの中心にある鉄は、酸素と結合する際には3価のイオン(Fe3+)となり、鮮やかな赤色を呈す。2

通常、肺ではヘモグロビンはほとんど100%酸素と結びつきますが、肺を通らない血液もあるので、指先などで酸素飽和度を測定すると98%くらいになります。そして筋にたどり着いた酸化ヘモグロビンは、酸素を組織に放ちます。酸素を放す程度は組織の酸素濃度に依存していますが、通常は25~50%ほどしか放さず、多くのヘモグロビンは酸素と結びついたまま(酸素飽和度=50~75%)、肺に戻ってきます。従って、空気中から肺に取り込んだ酸素のすべてがヘモグロビンと結びつくわけではなく、そのまま呼気として吐き出されてしまう酸素もあります。3

これに対して、酸素と結合していないヘモグロビンは還元ヘモグロビンと呼ばれる。

還元ヘモグロビンは O2 と結合するとオキシヘモグロビン HbO2 となる。全ヘモグロビンに対するオキシヘモグロビンの割合を酸素飽和度(HbO2/(Hb+HbO2))と呼ぶ。4

反磁性体の性質を持つ。5

参考文献・出典

  1. Understanding Oxyhemoglobin | Public Safety Training Facility | Monroe Community College: https://www.monroecc.edu/depts/pstc/ems/paramedic/paramedic-training-at-mcc/degree-program-content/understanding-oxyhemoglobin/ ↩
  2. 技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5) ↩
  3. 名古屋大学 石田浩司 運動と酸素のお話し: http://www.htc.nagoya-u.ac.jp/~ishida/Personal/Investigation/oxygen.html ↩
  4. 血液による酸素と二酸化炭素の運搬: http://plaza.umin.ac.jp/~histsite/gasuunpan.pdf ↩
  5. 痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief 脳のイメージング: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/method-brain.html ↩