HEALTH WORDS / 用語解説
GVL効果
graft-versus-leukemia effect
GVH反応によってがん細胞が攻撃され、白血病などのがんの治療効果が高まる現象。片親のHLAのみが一致した場合に確認されている。
GVL効果の存在は、T細胞をがんの治療に応用できる可能性を示唆している。
白血病でも再発する例は少なくないし、再発時には抗がん剤耐性になっている例もある。そのような患者に、骨髄または臍帯血移植を伴う治療をおこなうと、GVL効果によってある程度は治癒率が上がる。しかし一方で、GVH病による死亡例も少なくなく、これが骨髄や臍帯血の移植による治療の普及を困難にしている。とはいえ、GVL効果があるという事実は、T細胞の機能をがん治療に応用できることを意味している。1
参考文献・出典
- 技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25 ↩