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HEALTH WORDS / 用語解説

HSP90

heat shock protein 90

熱ショックタンパク質のひとつ。細胞内における主要な分子シャペロン。

細胞へのストレスで発現量が増大するが、通常でも細胞質に最も多く存在するタンパク質とされる。他の分子シャペロン(CDC37やFKBP52)と協調しながらATP依存的に働く。1

樹状細胞のHSP90が欠損・阻害されると、エンドソーム中に存在する抗原が細胞質へ移動しなくなるため、樹状細胞がキラーT細胞へ抗原を提示するために必須であることが確認されている。2

HSP90の機能を阻害すると、染色体分離の異常が引き起こされ異数体が高頻度で生じることが報告されている。3

参考文献・出典

  1. 分子シャペロンHSP90をターゲットとする抗癌薬の開発と作用機序: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/121/1/121_1_33/_article/-char/ja/ ↩
  2. 岡山大学 タンパク質の折り畳みを助ける「Hsp90」が免疫機構でも機能を発揮 樹状細胞ががんやウイルス抗原を取り込み、抗原提示する仕組みを解明: https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press23/press-110916.pdf ↩
  3. 岡山大学 システム細胞学研究室 Hsp90ストレスは異数性を誘導し、細胞の急速な適応を可能にする。: http://tenure5.vbl.okayama-u.ac.jp/HM_blog/?p=495 ↩