HEALTH WORDS / 用語解説
芳香族炭化水素受容体
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ほとんどの細胞や組織に発現する転写因子のひとつ。活性化すると細胞核の中へ移行し、様々な遺伝子発現を誘導する転写調節因子。アリール炭化水素受容体とも。12
ダイオキシンの受容体として知られる。細菌の代謝産物や緑黄色野菜の含有物などもリガンドとなることが報告されている。
通常はHSP90やAIP、p23などと結合して細胞質に存在する。ダイオキシンと結合すると細胞核に移動し、ARNTとヘテロ二量体を形成して遺伝子に影響を与える。34
Th17細胞、Treg細胞の分化やTh1細胞/Th2細胞の分化バランスを調整していることが報告されている。5
芳香族炭化水素受容体は腸管リンパ球などの免疫細胞の分化に重要な役割を担うことが知られている。
参考文献・出典
- ダイオキシン毒性とその分子標的の解明 遠山千春 東京大学医学系研究科疾患生命工学センター健康環境医工学部門: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh/69/1/69_1/_pdf ↩
- 免疫を抑制する新しい好酸球を発見 食物アレルギー治... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/06/press20220610-02-allergy.html ↩
- 愛知学院大学薬学部薬用資源学講座 和漢薬由来核内受容体 Aryl hydrocarbon Receptor (AhR) リガンドの探索研究: http://www.inm.u-toyama.ac.jp/jp/collabo/h24_download/report/24_18.pdf ↩
- 環境化学物質の毒性メカニズム - 生物が持つダイオキシンの「受容体」- | 東洋大学 入試情報サイト: http://www.toyo.ac.jp/nyushi/column/video-lecture/20180207_03.html ↩
- 自然免疫応答の制御における Ahr の役割を解明 (岸本教授らが J. Exp. Med. に掲載) | News & Topics | 大阪大学免疫学フロンティア研究センター: http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/20090910-0241.htm ↩