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HEALTH WORDS / 用語解説

Kv1.3

voltage-gated potassium channel subfamily A member 3

Kv1.3とは、電位依存性カリウムチャネルのKv1ファミリーに属するタンパク質であり、ヒトではKCNA3遺伝子によってコードされる膜タンパク質である。1

本チャネルは膜電位の変化を感知して開閉し、カリウムイオンが細胞膜を通過して細胞外へ拡散するのを媒介するイオンチャネルとして機能する。2

Kv1.3は様々な組織や細胞に発現しているが、特にT細胞などの免疫細胞の細胞膜上に豊富に存在しており、免疫系の活性化や細胞増殖の制御において重要な役割を担っている。3

エフェクター記憶T細胞の表面にはKv1.3が多数発現していることが知られており、これが自家免疫疾患や慢性炎症性疾患の病態に関与することから、創薬における重要な分子標的の一つとして注目を集めている。2

自己免疫疾患の治療において、病原性の高い記憶T細胞を選択的に抑制するため、Kv1.3を特異的に阻害する薬剤の開発研究が進められている。3

参考文献・出典

  1. Gen(omics) Data Commons: https://portal.gdc.cancer.gov/genes/ENSG00000170889 ↩
  2. IUPHAR/BPS Guide to Pharmacology: https://www.guidetopharmacology.org/GRAC/ObjectDisplayForward?objectId=132 ↩1 ↩2
  3. National Center for Biotechnology Information: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/3738 ↩1 ↩2