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HEALTH WORDS / 用語解説

U5-snRNA

U5 small nuclear RNA

U5-snRNAとは、真核生物の細胞核内に存在し、スプライソソームの主要な構成要素としてmRNA前駆体のスプライシングに関与する小型核RNAの一つである。1

スプライソソームはU1-snRNA、U2-snRNA、U4-snRNA、U5-snRNA、U6-snRNAなどの核内低分子RNA(snRNA)と多数のタンパク質から構成される巨大なリボ核タンパク質複合体であり、遺伝子の転写後に生じるmRNA前駆体からイントロンを除去してエクソン同士を連結するスプライシング反応を触媒する。1

U5-snRNAは、スプライソソームの活性中心近傍に位置してプレmRNAのエクソンを適切な位置に保持する役割を果たしており、5'スプライスサイトおよび3'スプライスサイトの近傍の配列と塩基対を形成してRNA-RNA相互作用を仲介する。2

特に、U5-snRNAの保存されたループ領域には特定のヌクレオチド配列が存在し、これがスプライシング反応の第1段階および第2段階においてエクソンの末端を正確に認識し、両者を近づけるための足場として機能することが知られている。2

また、U5-snRNAは単独で存在するのではなく、U4-snRNAおよびU6-snRNAと結合してU4/U6.U5トリ重スプライソソーム小体(トリス小体)と呼ばれる複合体を形成した上で、スプライソソームのアセンブリ(組み立て)経路へと取り込まれる。3

参考文献・出典

  1. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201007038379010469 ↩1 ↩2
  2. PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7708656/ ↩1 ↩2
  3. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907044062562473 ↩