グルコシルセラミド(glucosylceramide)

スフィンゴ脂質のひとつ。セラミド前駆体。多くの真菌が持ち、その増殖や出芽、環境適応、病原性への関与が示唆されている。食品には酒粕に含まれる。*1

β-D-グルコシルセラミドの化学構造

小腸では分解されず大腸で分解され、腸内細菌に良い影響を与えるとされる。の保湿効果がある。また、酵母ストレス耐性などを高める働きをすることが確認されている。*2

グルコシルセラミドを加えた酵母では膜のパッキング度合いが低下していることが明らかになった。これらの結果から、酵母デンプン糖化酵素を供出するだけではなく、グルコシルセラミドを供出して酵母の膜の物理化学的な性質に影響を与え、ストレス耐性、香気成分改変を引き起こすことが明らかになった。*3

マウスを用いた実験で、がんアポトーシス誘導による縮小が確認されている。*4

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 新奇糖脂質加水分解酵素EGALCの構造、機能および応用に関する研究 (KAKENHI-PROJECT-08J11609): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-08J11609/
*2佐賀大学農学部北垣研究室の研究紹介: http://seisansystem.ag.saga-u.ac.jp/intro
*3麹に含まれるグルコシルセラミドは共生発酵により酵母に膜と香気成分改変、ストレス耐性を付与する | 糸状菌分子生物学研究会若手の会: http://www.biosci.osakafu-u.ac.jp/fmbsjyoung/fer_2/
*4抗癌剤(セラミド研究) | 鳥取大学医学部感覚運動医学講座 耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野: http://www.med.tottori-u.ac.jp/otolary/research/13393.html

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このページの最終更新日時: 2018-11-01 (木) 16:37:25