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ヘキソサミン経路(hexosamine biosynthesis pathway : HBP)

グルコース代謝における分岐経路のひとつ。最終的にヘキソサミンであるUDP-N-アセチルグルコサミン生合成される。ヘキソサミン生合成経路とも呼ばれる。*1

ヘキソサミン経路が活性化すると、細胞内外のN-アセチルグルコサミン修飾量が増加する。通常、ヘキソサミン経路へのグルコースの流れは全体の2~3%であるが、高血糖状態では増加するとされる。*2*3

この代謝経路の異常な活性化は神経変性疾患糖尿病におけるインスリン抵抗性の原因となる。

ヘキソサミン経路の代謝

解糖系中間代謝産物であるフルクトース-6-リン酸代謝から開始される。*4*5

  1. フルクトース-6-リン酸グルコサミン-6-リン酸律速段階グルタミンフルクトース‐6‐リン酸アミドトランスフェラーゼ
  2. グルコサミン-6-リン酸N-アセチルグルコサミン-6-リン酸
  3. N-アセチルグルコサミン-6-リン酸UDP-N-アセチルグルコサミン
*1膵臓β細胞死における糖毒性と脂肪毒性の機序の解析: http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=215989
*2名古屋大学 細胞と細胞外をつなぐ新しい仕組み(糖修飾)を発見: http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20111214_med.pdf
*3糖毒性・脂肪毒性とインスリン抵抗性 卯木智 前川聡: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/49/11/49_11_853/_pdf
*4腎臓からみた糖尿病の病態と治療 宮本大資 藤田恵美子 鶴岡秀一 日本医科大学 腎臓内科: http://www.igaku.co.jp/pdf/1501_tonyobyo-04.pdf
*5糖毒性・脂肪毒性とインスリン抵抗性 卯木智 前川聡

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このページの最終更新日時: 2018-04-07 (土) 14:12:38