ALT(alanine aminotransferase) †
ALTはα-ケトグルタル酸のケト基とアラニンのアミノ基の転移反応を触媒して、ピルビン酸とグルタミン酸を生成するアミノ基転移酵素。アラニンアミノトランスフェラーゼとも。
以前は、GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)と呼ばれていたもの。近年ALTに統一された。
ASTと同じく脳や肝臓、腎臓、血球などに多く存在する。ただし、ASTは筋肉中にも多いのに対してALTは少ない。*1
ALTはアラニン・α-ケトグルタル酸とグルタミン酸・ピルビン酸との間のアミノ基転移酵素で、肝臓・腎臓に多く存在しているが、健常者の血清中には非常にわずかな量しか存在しない。*2
ASTと共に血液検査の項目のひとつ。血液中のアラニンアミノ基転移酵素(アラニンアミノトランスフェラーゼ)の濃度を表す。
肝臓が障害を受けると肝臓の細胞が壊れ、このALTが血液中に出てきてしまうため、ALTが高い値となる場合は肝臓の機能低下、肝疾患が疑われる。
*1技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5)
*2LT (alanine aminotransferase), GPT (glutamic pyruvic transaminase): https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/kouso/ALT.htm
*2LT (alanine aminotransferase), GPT (glutamic pyruvic transaminase): https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/kouso/ALT.htm
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このページの最終更新日時: 2017-12-30 (土) 10:27:37