健康用語WEB事典

NTCP(Na(+)/taurocholate transport)

肝細胞膜に多量に存在し、門脈中から肝細胞への胆汁酸循環を担うトランスポーター。また、B型肝炎ウイルスHBV)の感染に関わる膜タンパク質ナトリウムタウロコール酸共輸送体とも。*1

ウイルスエンベロープタンパク質LHBsが肝細胞表面に結合する際にNTCPと結合した後、NTCP上皮成長因子受容体などとの相互作用をしながらエンドサイトーシスが誘導され、ウイルス細胞内へ侵入する。*2

タグ: トランスポーター B型肝炎ウイルス 膜タンパク質 ウイルス 肝細胞 エンドサイトーシス

*1B型肝炎ウイルスを細胞内へと導くものたち―ウイルスの細胞内侵入経路を解明― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: https://www.amed.go.jp/news/release_20190402.html
*2B型肝炎ウイルス感染受容体であるヒト膜タンパク質の構造を解明 | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-05-18-1

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このページの最終更新日時: 2022-05-19 (木) 22:49:37