HEALTH WORDS / 用語解説
アセチルコリン
acetylcholine : ACh
アセチルコリン受容体を持つコリン作動性神経で用いられる神経伝達物質。化学的にはコリンと酢酸のエステル。最初に発見された神経伝達物質。1
コリン作動性神経の神経終末でコリンアセチルトランスフェラーゼによりコリンとアセチルCoAから合成され、シナプス小胞に貯蔵される。23
記憶の維持に関わっており、海馬が学習をしている際に分泌量が増加することが確認されている。通常、加齢によってその分泌量は減少する。アセチルコリンの量が著しく減少するとアルツハイマー病などを発症する。45
副交感神経や運動神経の末端から分泌されたアセチルコリンは、骨格筋、内臓平滑筋などに存在するアセチルコリン受容体に働き、筋収縮を促進するほか、副交感神経を刺激し、心拍数の減少、脈拍数の減少、唾液の分泌を促進します。... 特に、脳内のアセチルコリンのバランスが崩れるとさまざまな疾患が生じます。例えば、アセチルコリンが減少すると自律神経失調症やアルツハイマー病につながると言われています。6
参考文献・出典
- 痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ー伝達物質: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/subs-transm.html#ach ↩
- 日本大学 薬学部 薬理学研究室 コリン作動薬: http://pharmacol.pha.nihon-u.ac.jp/sozai/picture/autonomic.pdf ↩
- 名城大学薬学部 薬品作用学研究室 副交感神経興奮薬(コリン作動薬): http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Pharmacol/Pharm-II02-4-1.html ↩
- アセチルコリンを引き金として、 海馬シナプスに多様性が生じ、学習が成立する(山口大学大学院医学系研究科 教授 美津島大): http://www.yamaguchi-u.ac.jp/library/user_data/upload/File/topics/13122702.pdf ↩
- 東北大学 アルツハイマー病治療薬シーズの開発に成功: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2017/01/press20170126-01.html ↩
- 認知症や心機能の抑制に関係する受容体の立体構造を世界で初めて解明-より効果的で副作用のない治療薬の探索・設計が可能に- — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/120126_1.htm ↩