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HEALTH WORDS / 用語解説

デクチン-1

Dectin-1

パターン認識受容体のひとつであるデクチン。マクロファージや樹状細胞、好中球などの自然免疫を担う細胞の細胞膜上に発現する、β-グルカンの受容体。大腸の免疫細胞に多い。マスト細胞での発現も確認されている。1

C型レクチンの一種であり、IL-1βやTNF、IL-17Fなどのサイトカインの発現を誘導する。2

マクロファージや樹状細胞において、細胞内領域のITAMによりSykを活性化し、炎症サイトカインや活性酸素の産生を促進することが知られている。3

カリニ肺炎の原因菌となるニューモシスチス・イロベチイをはじめとする、真菌の殺菌に関わる。4

参考文献・出典

  1. デクチン1(Dectin-1)は真菌の感染防御に必要 発表論文解説 | 東京大学医科学研究所 2007: http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/research/papers/1dectin1_nature_immunol_in_pre.php ↩
  2. ~低分子βグルカン摂取により炎症性腸疾患を予防、改善~ 昆布などの海藻食品の摂取で炎症性腸疾患や食物アレルギーなどを 予防・治療できる可能性を示唆: http://www.rs.tus.ac.jp/iwakuralab/pdf/Tang%20Cell%20Host%20Microbe.pdf ↩
  3. 日本臨床免疫学会会誌 チロシンキナーゼSykの生理機能とその阻害薬: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/36/4/36_197/_article/-char/ja/ ↩
  4. デクチン-2はα-マンナンの特異的受容体であり、IL-17産生T細胞の分化を誘導することによりカンジダ感染防御に重要な役割を果たす|東京大学医科学研究所: https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/research/papers/2il17t.html ↩