ホームメギ

HEALTH WORDS / 用語解説

メギ

Japanese barberry / Berberis thunbergii

メギとは、メギ科メギ属に属する落葉低木であり、日本の本州から九州の山野や原野に自生するほか、観賞植物としても広く栽培されている植物である。1

樹高は1〜2メートル程度に生長し、枝分かれが多く密に繁茂する特徴を持つ。 茎や枝には鋭いトゲ(刺)が発達しており、この刺は葉が変形したものである。 春頃には小さな黄色い花を総状花序または単生で下向きに咲かせる。 花の後には楕円形の果実を結び、秋になると赤く熟して落葉後も枝に残る目立つ外観となる。 葉は互生または短枝に叢生し、倒卵形または匙形を呈する。 また、園芸品種として葉が紫色や赤色を帯びるアノニマや、枝が垂れ下がる品種などが作出されており、公園や庭園の生垣などに利用されることが多い。

生薬としての側面もあり、根や茎の樹皮などは乾燥させて利用されることがある。 これらにはアルカロイドの一種であるベルベリンなどの成分が含まれており、古くから健胃や止瀉などの目的で民間薬として用いられてきた歴史がある。2 ベルベリンには強い抗菌作用や抗炎症作用があるとされ、生薬学的および薬理学的な研究の対象となってきた。

生態系における役割としては、その密生する樹形と鋭いトゲにより、小型の鳥類や小動物が外来種や天敵から身を隠すための安全な生息地や営巣場所として機能することが知られている。 一方で、耐陰性や耐乾燥性が高く繁殖力が旺盛であるため、原産地以外の地域、特に北米などの一部の地域では侵入植物として生態系への影響が懸念される場合もある。

参考文献・出典

  1. 林野庁 関東森林管理局: https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/ibaraki/photo/kihon/07.html ↩
  2. 厚生労働省 統合医療に係る情報発信等推進事業: https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/10.html ↩