HEALTH WORDS / 用語解説
一酸化炭素
carbon monoxide
炭素原子ひとつと酸素原子ひとつからなる無色・無臭の気体。分子式は CO
酸素よりも血液中のヘモグロビンと結合しやすく、その酸素の運搬を阻害する。したがって、体中のヘモグロビンの10~20%が一酸化炭素と結合すると一酸化炭素中毒となる。1
一酸化炭素は無臭であるため、吸っていることに気付けず中毒を起こしやすい。
体内でも脳や睾丸において生成されるが、これは情報伝達物質や臓器における血流の制御や炎症を抑える作用を持つ。また、シスタチオニンβ合成酵素を阻害することで多くのタンパク質のメチル化を制御する。23
煙草に含まれる一酸化炭素によって、喫煙者は常に組織内酸素不足に晒され、皮膚の老化、心血管病変の発症、胎児の発育不全などが起こる。4
参考文献・出典
- 一酸化炭素はなぜ危険か(江頭教授): 東京工科大学 工学部 応用化学科 ブログ: http://blog.ac.eng.teu.ac.jp/blog/2016/04/post-ce2c.html ↩
- 共同発表:抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見 治療効果の改善に期待: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140317-2/index.html ↩
- 金属酵素が機能を制御する分子メカニズムをさぐる 統合バイオサイエンスセンター戦略的方法論研究領域 藤井浩: https://www.ims.ac.jp/publications/letters48/212.pdf ↩
- タバコ学事始 ~なぜその葉は社会を蝕むのか~ 繁田正子: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/118/118-11/shigeta-11.pdf ↩