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HEALTH WORDS / 用語解説

皮膚刺激性

Skin irritation

皮膚刺激性とは、化学物質などの外来異物が皮膚に接触した際に、免疫を介さない非免疫学的な機序によって引き起こされる、可逆的な炎症反応のことを指す。1

皮膚に化学物質が単回あるいは複数回塗布されたり接触したりした時、皮膚の表面や表皮組織において局所的な組織障害が生じる。1

この炎症反応は紅斑(発赤)や浮腫といった肉眼で確認できる変化を伴うことが多く、通常は物質の接触が断たれた後、時間の経過とともに治癒し皮膚の状態が元に戻る可逆的な性質を持っている。1

有害物質の毒性評価や化学物質の安全性試験において、皮膚腐食性とならび皮膚障害を評価するための重要な指標の一つとして位置づけられている。1

化学物質のGHS分類などにおいても重要なハザード評価項目となっており、人間の健康被害を未然に防ぐための各種規制や労働安全衛生管理の場において広く活用されている。2

従来、皮膚刺激性の評価には生体を用いた動物実験が主に実施されてきたが、近年の動物福祉の観点や国際的な動物実験代替法の推進に伴い、三次元培養表皮モデルなどのin vitro試験を用いた評価手法の開発および国際的な試験法ガイドラインへの採用が進められている。2

参考文献・出典

  1. 職場のあんぜんサイト:皮膚刺激性・腐食性: https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/kensaku/anzen35/anzen35_6.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
  2. 経済産業省 GHS分類ガイダンス: https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/int/ghs_guidance_r6.html ↩1 ↩2