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HEALTH WORDS / 用語解説

組織間液

Interstitial fluid

組織間液とは、毛細血管の壁を通して血漿が組織の細胞間隙へ漏出することによって形成される体液の一部である。1 細胞外液の主要な成分であり、細胞を取り囲む微小環境を構成している。2

人体の水分は、大きく細胞内液と細胞外液に分けられる。2 細胞外液はさらに血管内を循環する血漿と、細胞の間を満たす組織間液、およびリンパ液などに分類される。2 組織間液は、血液と細胞との間の物質交換において仲介役として機能している。1

毛細血管の動脈側では、血圧が血漿浸透圧よりも高いため、水分や酸素、栄養素などが血管内から組織間液へと濾過される。1 組織間液に移行した酸素や栄養素は、細胞に取り込まれて代謝に利用される。2 一方で、細胞から排出された二酸化炭素や老廃物は、組織間液を経由して毛細血管の静脈側やリンパ管へと回収される。1

組織間液の大部分は静脈側から再び血管内へと再吸収されるが、一部はリンパ管に回収されてリンパ液となり、最終的に静脈系へと戻される。1 この濾過と再吸収のバランスやリンパによる回収機構が維持されることで、組織内の水分量や体液の恒常性が保たれている。2

何らかの原因によって毛細血管の血圧が異常に上昇したり、血漿蛋白濃度が低下して血漿膠質浸透圧が低下したりすると、血管から組織間液への濾過が過剰になる。1 また、リンパ管の閉塞などによってリンパ液の回収が障害される場合もある。1 これらの病態が生じると、組織間液が過剰に蓄積して浮腫を引き起こす原因となる。1

参考文献・出典

  1. e-Gov法令検索: https://laws.e-gov.go.jp/law/418M60000040019 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8
  2. 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000588825.pdf ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5