HEALTH WORDS / 用語解説
越婢加半夏湯
Eppikahangetsuo
越婢加半夏湯とは、麻黄、石膏、生姜、大棗、甘草の5生薬からなる越婢湯に、半夏を加えた方剤である。1
日本薬局方などの生薬規格や医療用医薬品としての漢方製剤の文脈において取り扱われる方剤の一つであり、一般に体力が充実して、咳が出て痰が切れにくいなどの症状を示す患者に用いられることがある。1 構成生薬の一つである麻黄にはエフェドリン類などのアルカロイドが含まれており、中枢神経系への作用や交感神経系を介した薬理作用を示すことが知られている。2
また、石膏は含水硫酸カルシウムを主成分とする鉱物由来の生薬であり、清熱や煩渇を改善する目的で方剤に配合されることが多い。2 半夏はサトイモ科のカラスビシャクの塊茎を基原とする生薬であり、止嘔や鎮咳などの作用を期待して多様な漢方製剤に組み込まれている。2
参考文献・出典
- 一般用漢方製剤承認基準について: https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00768994&dataType=0&pageNo=1 ↩1 ↩2
- 第十八改正日本薬局方: https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000806461.pdf ↩1 ↩2 ↩3