ホーム骨孔

HEALTH WORDS / 用語解説

骨孔

Bone tunnel

臨床医学および整形外科手術において、骨孔は靭帯や腱などの軟部組織を骨に固定するため、あるいは骨の移植や固定を行うために意図的にドリルなどの医療機器を用いて作成される通路を指すことが多い。1

代表的な例として、膝関節の前十字靭帯(ACL)再建術があげられる。 この手術では、大腿骨および脛骨に骨孔を作製し、その孔を通して自家腱などの移植腱を通すことで、関節の安定性を再建する手技が広く行われている。2

また、骨孔の作製にあたっては、周囲の血管や神経などの重要構造物を損傷しない正確な解剖学的位置の選定が求められるほか、手術手技の精度が術後の固定性や臨床成績に大きな影響を与えることが知られている。3

さらに、骨孔の形状や大きさ、および骨孔の内壁における骨癒合のプロセスは、整形外科領域の生体力学や骨代謝の研究においても重要な検討課題となっている。4

参考文献・出典

  1. 日本整形外科学会 症状・病気をしらべる: https://www.joa.or.jp/public/sick/index.html ↩
  2. J-STAGE: https://www.jstage.jst.go.jp/ ↩
  3. PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/ ↩
  4. CiNii Research: https://ci.nii.ac.jp/ ↩